内覧会というのは、売主から買主への引渡し前の最終確認検査とも言えます。ここで、欠陥部分を指摘して、適切に補修を実施しなけ れば、欠陥部分は、そのまま、買主へ引き渡されてしまいます。
一般に、引き渡しから2年間はアフターサービスがあり、売主の責任による欠陥部分は、その間は、無償で補修を受けることが出来ま す。しかしながら、住んでしまうと欠陥部分の補修も面倒なものですし、欠陥部分がどちらの責任か明確でなくなることもあります。

 家も人間が作るものですから、完全なものではありません。むしろ、不完全なものと考えるべきです。当然ですが、出来具合の良いもの も、悪いものもあります。
プロチェックが同行すれば、出来具合の良いものでも、30箇所程度の欠陥項目が出ます。出来具合が悪ければ、80箇所にもなってし まうこともあります。この出来具合の悪い欠陥部分を指摘して、どのように補修するかを確認するのが内覧会です。そして、実際に思 惑通り補修工事がなされているかを確認するのが再内覧会です。

 内覧会での交渉相手は売主(施工会社)です。売主は建築のプロです。売主側でも、何度も社内検査をして内覧会に臨んでいるのです が、それでも指摘項目がゼロということは絶対にありません。
内覧会では、売主と買主の損得は相反します。指摘項目が見つからなければ売主は得しますし、多く見つければ買主が得をします。

 それでは、このような相手に対し、内覧会の時に、どのようにして、不具合を欠陥部分として判断し、補修の仕方について交渉・了解し ていったら良いのでしょうか?
これは、買主側も、建築に関する知識と経験、そしてこのような技術をベースにした交渉力が必要となります。こうした能力を持って いなければ交渉は思うように行かず、補修されるべき欠陥もそのまま引き渡されてしまいます。その場合、買主は損害を受けるわけで す。
ここに、損害を受けないために、買主の味方として、プロチェックが内覧会に同行する意義があります。

 マイホームの財産価値は、当然、欠陥が無い方が高くなります。内覧会で、この欠陥を見つけ、指摘し、完璧に補修させねばなりませ ん。悔いが残るか、残らないか、内覧会で決まってしまいます。